そら

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そらの人気ブログ記事

  • 東京へ行こう

    東京へ行こう。 若いころから 私は、気がつくと、 「東京へ行こう」 と、つぶやいていた。 の間にか、それが口癖になっていた。 いいことがあっても イヤなことがあっても 「東京へ行こう」 を、くり返し口にしていた。 不思議である。 「東京へ行こう」と毎日のように口にしていると、向こうから本当に東京へ... 続きをみる

  • 君へ

    君へ 山林の中で 道がわからなくなったことがある 何度も同じ道を ぐるぐると歩き 時間は 深夜零時を過ぎていた 木の枝が 人の姿に見えた 大木が ビルに見えたり クレーン車に見えたりした そのたびに 二人で喜んでは 落胆した 水筒の水も 残り少なくなっていた それでも君は ずっと僕につかまっていた... 続きをみる

  • 朽ちるもの。

    朽ちていくものの中に、美はあるのだろうか。 日本には、年齢を重ねることに対して、どこか引け目を感じさせるような空気がある。 実際にこの年齢になってみると、身体はたしかに衰える。 関節は固くなり、足も遅くなる。疲れやすくなり、できないことも少しずつ増えていく。 鏡の中の自分を見ても、若いころの面影は... 続きをみる

  • 車のガラス窓には。

    車の窓ガラスには。 自分がどんなふうに歩いているのか、知りたい。 ちゃんと姿勢よく歩いているのだろうか。 ぼくは以前、「猫背」だと言われたことがある。 でも、姿勢が悪いことのたとえに猫を持ち出すのは、猫に対して失礼ではないだろうか。(笑) ショーウィンドウに映る自分の姿を、さりげなく確かめている女... 続きをみる

  • ホーム

    こちら側の ホームの端っこから 同じホームの 向こうの端っこを 眺めると、 そこにいる人たちが まるで 違う国の人たちみたいに 遠く感じる。 同じホームなのに。 ホームで感じる距離って、 ふつうの場所の 何倍なんだろう。 やがて 電車が入ってきて、 向こうの国を いちど ぜんぶ隠した。 電車が去る... 続きをみる

  • かわ

    川を見つめると 突然 画面はすり替わり いつも私は 水底に 横たわっている なにかしら 終わったものたち 魚の骨や それすら溶けて しまったあとの 堆積物 首だけ動かすと そのたびに 堆積物が 舞い上がる その中の 小さな泡が ゆっくりと 水面へ向かう 水面から 大気へ あの眩しい 境界線の外へ ... 続きをみる

  • ネクラ

    勝間家電 「勝間家電」の著者である勝間和代さんが、 掃除機はコンセント式の 「ツインバード・コード式」一択だと言っているのを知った。 それを聞いて、なぜだか少しうれしくなった。 というのも、私自身、あれこれ使い回した結果、最後に残ったのが同じツインバードのコンセント式だったからだ。 充電式の掃除機... 続きをみる

  • 素

    外ヅラをよくするのは 疲れるなあ さてと、 素の自分に 戻るかー

  • このあとにくるもの

    消費されていく巨匠たち このあとにくるものは?

  • なまえ

    名前など つけないままで いたほうが 壊れずに済む 物事もある

  • 夏帆

    村上春樹『夏帆』前半の感想 村上春樹は、小説を書くために毎日ランニングをし、どんぶり一杯のキャベツを食べ、ひたすらペンで原稿を書く。そんな生活を毎日繰り返していると・・以前、どこかの雑誌で読んだことがある。 くり返すだけの、いっけん地味な毎日。 でも、その「地味な反復」こそが、大きな力を生み出すの... 続きをみる

  • 花火

    自分の記事を 見直したら 最近、 あまりにも エンピツ画 ばかり 白黒の世界 ここで 一発 打ち上げ花火 彩りを!

  • 一枚のティッシュ

    未来は 一枚のティッシュを広げて 
五階のビルから
落としてみる ことに似ている ティッシュは
ヒラヒラと 左右や上下の力を受けながら
降りていく そして
それまで受けた力が
 また別の角度の力へとつながり 予測できない
領域を
広げていく 人は 大まかな未来は 想像できても 落ちていく途中の す... 続きをみる

  • 赤ちゃんシャボン

    補充する シャンプー液を 注ぐとき 赤ちゃんシャボン 逃亡図る

  • ドライブ

    海へ行く 査定2万の クルマ乗り ドアをあければ 違う世界が

  • 距離

    触れたのは あなたじゃなくて 距離だった 近づくほどに 遠くなるもの 短歌

  • 生きているだけで・・

    ぼくの今のテーマは「生きているだけで意味がある」というのを どれだけ真実味のある言い方で本当に言えるのか?ということだった。 ぼくは、ぼんやりと働く人を見るのが好きで、外の風景の中に、つい「働く人」を探してしまう。 よく見てみると、いるわいるわ。 さまざまな仕事にかかわる人たちがいる。 駐輪場の自... 続きをみる

  • コーヒーゼリー

    カフェで、六法全書を横に置いて勉強している男性がいる。 今まで何度も見かけた男だ。 僕もイカつい本を机に置いているが、あれは読んでいるわけではない。 横の席との境界線。 つまり、「つい立て」代わりである。 その点、彼は違う。 しょっちゅう六法全書を手に取り、ページをめくり、何かを調べている。 司法... 続きをみる

  • 書き置き

    火星まで 帰りますから 書き置きに 朝の廊下で ドアノブ震え 短歌

  • トタン屋根

    東京から 福井県の敦賀へ 帰っていた 雨が トタン屋根に 叩きつける トントントン はい! 私は ここにいるから もう帰るから

  • 錯覚

    木がビルやクレーンや人に 見えた 疲れたとき 森を歩いて そのときの幻想

  • 一本のエンピツ

    夜中に一本の エンピツが 落ちていた なにかを書け ということなのか? この今の 私に?

  • 大空へ

    大空へ 向かって すべての 重荷を 解き放つ 「明日のことまで思い悩むな。 明日のことは明日が思い悩む」

  • 手を止める

    胡椒ふる ふりすぎたかと 手を止める もう戻せない 人生みたい

  • カノン

    今日知りぬ 風呂の知らせの メロデイは カノン流れて 体ゆらして

  • ドミノ

    踏む行為 ドミノで続く 負の連鎖 地球ネコまで 届かぬように

  • 不在

    いないのに 確かにそこに いるように 目立つことだけ 必死なわたし 短歌

  • くぼみ

    ぼくは
ちょっと 危なっかしい
場所にいる
 高速道路の
くぼみ こんなに
たくさん くぼみが
あったなんて ドシャ降りになって 初めてわかる ふだん びゅんびゅん
 クルマが通り過ぎ 
物語が生まれる
 暇もない どこに どれくらい 仲間がいるか ドシャ降りに ならないと わからない タイヤが
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  • 太宰

    自分らしさを 追求すると あなたのように なってしまう

  • 永遠に

    何から伝えたら いいのか 短い時間の「今」 でも 死ぬ前でさえ 覚えているような 「今」 永遠は ここ ここにいます

  • ・

    世界から 見ればぼくなど ただの・ それでも内に 宇宙ひろがる 短歌

  • 見られること。

    歯医者さんは わたしの中の 「不適切なもの」を見つけ 取り去ってくれる。 ありがたい人たちだ。 ほんとうは その「不適切なもの」が ちょっと愛おしかったりもするんだけど・・ それは、 ここだけの話。

  • アルベール・カミュ「異邦人」

    不条理の ひかりに灼かれ 立ち尽くす 実存だけが 海風を受く

  • ちゃんみな

    ちゃんみなは ラッパーうたう 今日もまた あの頭髪の 色をゆらして

  • スタンダールの赤と黒

    赤と赤 見とれていると 青と青 いつもいろいろ ひともいろいろ

  • あの街へ

    あの街へ行こう 何か変わる かも知れない あの街へ行こう ましな 生活が待ってる かも知れない あの街へ行こう 素敵な 恋が待ってる かも知れない

  • ふみきり

    踏切が閉まる。 世界は一度、 文章の改行みたいに止まる。 電車が通り過ぎる数十秒だけ、 こちら側と向こう側は、 別々の物語になる。 さっきまで笑っていた子どもが、 遮られた向こうで、 少しだけ 違う顔をしている。 目が合う。 でも、 その間には 電車がいる。 電車は 人だけではなく、 空気や時間ま... 続きをみる

  • 日本海

    灼熱の夏休み。 私は毎日 海水浴へ出かけた。 それほど 若狭の松原は近かった。 砂浜に仰向けになり、 体が冷えてくると、 熱せられた砂を体にかけた。 砂のフトンである。 そっと目を閉じ、 顔の上にタオルをかける。 海水浴場の錆びたスピーカーが、 ガガガと雑音を吐き出し、 歌謡曲を流し出す。 風に吹... 続きをみる

  • 腐りゆく

    腐りゆく バナナ りんご 美しく 生を解き放った あとに訪れる 変色した誇り わたしは ただ 腐臭を漂わせ じわ じわ 迫り来る 細胞の崩壊 カチ カチ 過ぎてゆく 時の流れ 終わりもまた 近づいている 腐敗してゆくことも もう 受け入れよう 自分の中に やさしく 包み込むように そして 明日 晴... 続きをみる

  • 骨組み

    風雨のあと 折れた 二本の ビニール傘が 捨てられている 骨組み と 骨組み 手探りで 支え合っている 外見を どんなに ビニールで 着飾っても ほんとうは 骨格そのものが 素顔なんだ 近づこうとする骨 ためらう骨 人も おんなじで 骨組みのままで もう 出会っている ほんとうは

  • 「け」

    「け」いきが良い時も 「け」いきが悪い時も 「け」なげに頑張るよ 「け」いぞくは力なり 「け」ーキがご褒美に

  • 太陽

    ママンが言った 太陽は ひとつしかないのよ だから 大事に感じるの ママンが言った 太陽は 遠くにあるけれど みんなを あたためているの ママンが泣いた 太陽と お別れするのだと わたしは空を見た 太陽は いつもと同じだった ママンが笑った わたしは空を見た 同じ太陽に 照らされていた わたしも ... 続きをみる

  • 傘

    色が舞う 赤青緑 雨の日に 灰色の街 姿を変える

  • ゆらゆら

    ゆらゆらと 洗濯物の 影が揺れ ポカポカとした お日さまのもと

  • 診察室

      診察室 呼ばれる前の 数分が 時計の針を いちばん遅くする

  • 月曜日の雨

    逃げちゃダメ こんな雨の日 引きこもり 一歩踏み出し 傘に守られ

  • 台風6号(チャンミー)

    タイフーン チャンミーなのは 短歌した 5/30のこと 連想しちゃう

  • ジャングル

    アフリカへ 行ってみたいが 暇がない せめて近所の ジャングルジムへ

  • 疼き

    疼きとは いまここにない もののこと いないものたち ここにある証 短歌

  • 天下茶屋

    太宰治の天下茶屋 彼のお茶目な資料  詰まった茶屋で お茶を飲めば 目の前に富士が みえる

  • はっけん

    一本の アイスはっけん 忘れてた 指を伸ばして なでなでをする

  • 100%

    牛乳を 100% 贅沢な コーヒー作る 盆のひととき 短歌

  • あなたの物語を聞かせて。

    わたしの住んでいる この地は 物語が不在だ だから 歴史がない 登記簿や 古い地図を いくら調べても もと駐車場だったこと以外 何も出てこない その前は 空き地だったのかもしれない でも 名前も残らない 誰かの物語は あったのだろう もし 本当に 何もなかったのなら これから わたしが つくってい... 続きをみる

  • 破れた洗濯物

    使い古した ビリビリのタオル お気に入りだった ビリビリのシャツ 穴が増えるたび 一緒に過ごした時間まで 織り込まれていく だから 捨てられない 困るのは 洗濯の日だ 物干し竿には 新品のタオルも 並んでいるのに ぼくは 穴の開いた数枚だけを 気にしてしまう 風が吹くたび その穴は ひらひらと こ... 続きをみる

  • オナラ→ゲップ

    男がおならをする→通行人がのけぞる→一本の小枝を折る → ツバメが拾う → それで巣を作る → ヒナが生まれる → 大陸を渡る→ また巣を作る →その巣をじっと見る男→気に入って写生する→絵が売れる... 続きをみる

  • ジャングルジム

    アフリカへ 行ってみたいが 暇がない せめて近所の ジャングルジムへ

  • 噴水

    枯れた噴水 こんな猛暑に 地下水の 次の出番を 気長に待つ君

  • 冷房

    体温を超えた 刺すような日差しが カフェの自動ドアを 叩く 開くたび 隙間をくぐって 灼熱が入り込み 店内は 冷たい息を吐こうと うなり声を上げる 境界に立つ 自動ドアは 白い膜を張り そして 涙を流し 僕らを 守り続ける

  • のり弁

    のり弁を 味わいながら ゆっくりと 食べる予定が 海苔ひと飲みに #食べる時に引っ張るな

  • オバケ石

    シューズの中で 小さな石を ずっと 踏んでる感じがする 立ち止まって トントンするが シューズの中には なんにもない この感じ ほかにもあった ような気がする なんだったっけ? 不定愁訴 のようなもの ーーーーーーーーーーーーーーーー オバケ石 そのうち見っけ 「確保」する すべてのことは 現場で... 続きをみる

  • アリ

    歩道にアリの巣を見つけた アスファルトのすき間に 小さな砂が こんもり盛り上がっている アリたちが時間をかけて作った 小さな砂の城だ 誰かが うっかり踏めば 巣の中では 天と地がひっくり返る 大騒ぎだろうか いや、 それさえ想定内だろうか わたしの帰りみち この巣は まだ残っているだろうか という... 続きをみる

  • 短歌から外れた日

    「、」のままの僕と 「。」になった君 もう二人は「=」になれない 「/」越しに見るのは やめてほしい 「。」の手前で 僕だけが ⏪ している ずっと待ち続けている しんぱいし泣くてもいいよ。 僕ひとりで つよく 生きていける

  • 残り1%

    気づくかな 気迫の短歌 使うのは 充電残り 1パーセントで

  • 油のなみだ

    ロボットが 交通整理 する街で 油の涙が ぽたり落ちたり

  • 一番好きな色

    群青の 水辺に立てば サギ一羽 亀は動かず 時だけ流る

  • 知ること

    知ることと 愛とは同じ 今日もまた 他人のアタマ くり返し見る

  • 夜の地震

    夜の地震 新幹線に閉じ込められ 身動きも ままならぬまま 長き夜過ごす

  • あさ

    朝の陽を 肩に受けつつ 電柱は 今日のはじまり 空へとつなぐ

  • 前と後ろ

    前もなく うしろもなくて ただ浮かぶ 飛行機雲に 触れようとする (車窓の反射でした・笑)

  • ウォッシャー液

    うなる君 ウォッシャー液は カラなのに それでも押され 音だけが出る

  • 布団の中の旅

    目を閉じて また目を閉じて 眠れない 布団の中を 旅している夜

  • 波紋

    くしゃみして 地上の波紋 広がって 地球近くの UFOゆれる

  • 絡まり

    洗濯機 絡まる衣服 ときほぐす まるで知恵の輪 人生同じ

  • オノマトペ

    このせかい おわる直前 オノマトペ パクパクぺろり パクパクぺろり✨

  • 紫陽花

    輪から抜け 気がついたこと 紫陽花の 赤青白の 色とりどりよ

  • 読んだふり

    しゅるしゅると 慣れた手つきで 読んだふり ナイスボタン 指だけ走る

  • サカナが「ぱーーん」

    ジャンプした 波紋ひろがる 失敗か? この目で見たい ハラ打ち着地

  • 繭

    待ちわびた ティッシュとかに 飴を包んで 保留する あとで開けば 白い繭なり

  • はいいろのまちに

    色が舞う あかあおみどり 雨の日に はいいろのまち すがたを変える

  • べつべつ

    下半身 電気毛布で その上は 扇風機つけ 上下べつべつ

  • 投企

    飛び出して どこへ行くのか わからない ポケット少し 金にぎりしめ

  • 雨しずく

    小窓あけ 雨の気配に 耳澄ませ 夜は静かに 深くなりゆく

  • フードコート

    フードコート ハンカチひとつ テーブルに 秒を争う 席取りの陣

  • 早送り⏩

    胸に向け テレビリモコン 早送り イヤな思い出 あっという間に 短歌

  • 聞こえる

    羊水に プカプカ浮かぶ 夢のなか 終わりのサイレン 遠く聞こえる

  • 反転

    反転の 兆しは残る 僅かだが 息を潜めて わたしは感じ 短歌

  • 信号

    青になり 進めるはずの この朝に 言葉だけまだ ここで止まって

  • シャッター

    青になり 進めるはずの このブログ がらがらシャッタ いつまで閉める 短歌

  • 複雑系

    幻想で 昔の君と 今のぼく 語るふたりを 今のぼく見る 短歌

  • クリスマスケーキ

    予想外 ケーキが事故る 戻そうと 触れるたびまた 崩れが加速 短歌

  • 自分で ✨

    外してる ナイスボタンに 空気だけ 吹きつけながら エアボタン押す

  • イヴの夜に

    クリスマス サンタはいるよ という事実 それだけでまだ 世界は続く 短歌